エルドアン大統領の利下げ発言でトルコリラが急落 トルコリラ円も24円台に沈む
- 2018/05/16
- 14:37
今日も相変わらず軟調な推移が続くトルコリラです。
まあエルドアン大統領の発言もあったりもしたのですが、やはり一番の要因はドル買いの勢いでしょうね。
新興国は全般的につらい状況が続きます。

ドル強しの状況は変わらず。
ユーロドルの推移を見る限り、対ユーロはもう少し上昇が緩んでもよさそうなものですけど、やはりトルコ自体に悪材料が出てしまっているのが影響しているのでしょう。
対ドル、ユーロとも天井知らずの上昇が続きます。
まだ投票日前だというのに自らの発言で通貨安を進行させてしまうのは得策とは思えないのですけどねぇ・・・
裏を返せばエルドアン氏は自身の信念(利下げで通貨安防衛)に嘘をつけないとても正直な人なのかも。
まあでも、トルコ経済は海外からの借り入れに依存しなければ成り立たない状態にありますし、いくらエルドアン大統領がこのような発言を繰り返しても、実現させるのは不可能だと思いますね。
そもそも貸し手にそっぽをむかれてしまっては、どうにもなならないことですから。
現実はこのような感じで進むのではないでしょうか。
トルコ 利下げするぞー
貸し手 利下げしたら貸しません
トルコ 利下げやめます
貸し手 じゃあ貸してやるよ
いろいろあると思いますが、最終的にはこのような感じで落ち着くと思います。
新興国は厳しい状況が続いてますけど、まあ永遠に金利(米債利回り)が上昇し続けることはないですからねぇ、今は辛抱の時でしょう。
景気の過熱が収束に向かえば、いつかは利上げも打ち止めとなります。
原油が高止まりしているのが気がかり、さらに円安傾向が進むようだと二期連続のマイナスなんてことも・・・
もしこの大規模緩和の最中に景気後退局面が訪れているようなら、来年は消費税増税どころではなくなっているかもしれません。
昨日のスワップは82円でした。
レートが急激に弱まってきてる影響でしょうね。
スワップも低下してきました。
それにしても、ロイターの記事はおもしろかったです。
特にこの一文。
そりゃ理解できないでしょう。
このようなことが可能ならば、アルゼンチン然りインフレに苦しむ国は世界中からなくなると思います。
まさに絵に描いた餅とはこのようなことを言うのでしょうね。
頑張ってくれトルコ中銀 ♪(/・ω・)/ ♪
まあエルドアン大統領の発言もあったりもしたのですが、やはり一番の要因はドル買いの勢いでしょうね。
新興国は全般的につらい状況が続きます。
トルコリラ円 TRY/JPY(日足)

ドル強しの状況は変わらず。
ユーロドルの推移を見る限り、対ユーロはもう少し上昇が緩んでもよさそうなものですけど、やはりトルコ自体に悪材料が出てしまっているのが影響しているのでしょう。
対ドル、ユーロとも天井知らずの上昇が続きます。
エルドアン大統領が再び利下げ発言 トルコリラの急落を招く
アングル:トルコの通貨安対策に呆れる投資家、広がる不信感
[ロンドン 15日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領が率いる政府代表団が14日、ロンドンで有力機関投資家に経済政策の説明会を開いた。通貨リラの急落に見舞われいるトルコとしては、政策運営に安心感を持ってもらう狙いだったが、出席した投資家の間には「衝撃と不信感」が広がった。
参照元:ロイター
まだ投票日前だというのに自らの発言で通貨安を進行させてしまうのは得策とは思えないのですけどねぇ・・・
裏を返せばエルドアン氏は自身の信念(利下げで通貨安防衛)に嘘をつけないとても正直な人なのかも。
まあでも、トルコ経済は海外からの借り入れに依存しなければ成り立たない状態にありますし、いくらエルドアン大統領がこのような発言を繰り返しても、実現させるのは不可能だと思いますね。
そもそも貸し手にそっぽをむかれてしまっては、どうにもなならないことですから。
現実はこのような感じで進むのではないでしょうか。
トルコ 利下げするぞー
貸し手 利下げしたら貸しません
トルコ 利下げやめます
貸し手 じゃあ貸してやるよ
いろいろあると思いますが、最終的にはこのような感じで落ち着くと思います。
米債金利上昇 新興国からの信金流出が止まらず
コラム:投機筋の米ドル売り越し急低下、新興国通貨の下落で
[ロンドン 14日 ロイター] - ヘッジファンドなどの投機筋が、新興国通貨などに対するドルの売り越しを記録的な規模で減らしている。
米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した8日までの週の米先物市場データによると、投機筋による新興国通貨に対するドルの売り越しは、5週連続で減って16億ドル強と、昨年6月以来の低水準となった。5週連続の減少は2014年以来の出来事。
参照元:ロイター
新興国は厳しい状況が続いてますけど、まあ永遠に金利(米債利回り)が上昇し続けることはないですからねぇ、今は辛抱の時でしょう。
景気の過熱が収束に向かえば、いつかは利上げも打ち止めとなります。
GDP(1~3月)が9期ぶりにマイナス
1~3月実質GDP、年率0.6%減 9期ぶりマイナス
内閣府が16日発表した1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除く実質で前期比0.2%減、年率換算では0.6%減だった。マイナスは9四半期ぶり。消費や設備投資、住宅投資が振るわず、内需が勢いを欠いた。輸出の伸びも鈍化した。
参照元:日本経済新聞
原油が高止まりしているのが気がかり、さらに円安傾向が進むようだと二期連続のマイナスなんてことも・・・
もしこの大規模緩和の最中に景気後退局面が訪れているようなら、来年は消費税増税どころではなくなっているかもしれません。
トルコリラ円 スワップの付与レベル
昨日のスワップは82円でした。
レートが急激に弱まってきてる影響でしょうね。
スワップも低下してきました。
それにしても、ロイターの記事はおもしろかったです。
特にこの一文。
投資家が困惑を隠せなかったのは、エルドアン氏が景気刺激のための金利引き下げを目指しながら、物価上昇と通貨安に歯止めをかけるという同氏の計画が、一体どうやって実現できるかのか理解できなかったからだ。
そりゃ理解できないでしょう。
このようなことが可能ならば、アルゼンチン然りインフレに苦しむ国は世界中からなくなると思います。
まさに絵に描いた餅とはこのようなことを言うのでしょうね。
頑張ってくれトルコ中銀 ♪(/・ω・)/ ♪
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