トルコリラ円が大きく値を戻す
- 2018/08/15
- 14:19
特に材料も出ていないようなので急落後の自律反発なんでしょうかね?
トルコリラ円 TRY/JPY(日足)

毎日このペースで値を戻してもらいたいところですけど、まあそうはいかないでしょうねぇ。
このままインフレを放置し続けるようなら、再び売り崩されるのも時間の問題だと思います。
中銀にはなんとか大統領を説得していただきたい。
イシ銀行CEO 政府に迅速な行動を求める
トルコのイシ銀行CEO、行動求める-リラと株価の下落受け
資産規模でトルコの上場銀行トップ、イシ銀行のアドナン・バリ最高経営責任者(CEO)は、通貨リラの大幅下落に対し同国は迅速な行動が必要だと指摘した。同行の株価は13日に13%下落。
参照元:ブルームバーグ
たぶんトルコ国内において利上げに否定的なのは大統領だけでしょうから、婿殿を筆頭に政府関係者は歯がゆい思いをしていることでしょうね。
エルドアン大統領の論文
エルドアン大統領執筆論文:「トルコはアメリカとの間の危機をどう見ているか」
本論文は、トルコのレジェプ・ターイプ・エルドアン大統領が執筆し、2018年8月10日付でニューヨークタイムズ紙中で英語で発表した論文のトルコ語訳である。
参照元:TRT
エルドアン大統領の経済政策は褒められたものではないですが、やはり同盟国であるトルコに対しての米国の仕打ちには目に余るものがあります、この点ではエルドアン氏に同意ですね。
>トルコとアメリカは、ここ60年間、戦略的パートナーであり、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国である。両国は、冷戦期とその後に現れた共通の試練に対し、ともに戦ってきた。
この冒頭の一節がすべてでしょう。
エルドアン大統領の米国に対するやるせなさが伝わってきます。
トルコは中東の様々な地域でアメリカにいつでも寄り添い、共に血をながしてきてた戦略的パートナーですからねぇ・・・
リラ急落の最中に関税を二倍に引き上げるというトランプ大統領のツイートはさすがにやりすぎでしょう。
さらなる通貨安が進めばトルコ国民の生活がどうなるかぐらいは、トランプ大統領も一国の代表者ならわかりきったことでしょうに・・・
いくら牧師問題の軋轢があろうとも、同盟国を故意に苦境に貶める行為を軽い気持ちで選択するというのは言語道断だと思いますね。
トルコの一件で心変わりするのではないでしょうか
コラム:米議会、トランプ氏から関税発動権限を取り上げよ
[ワシントン 13日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 武器をおもちゃのように扱ってはならない。しかしトランプ米大統領はトルコ在住の米国人牧師拘束問題を巡り、鉄鋼関税という武器をおもちゃのように扱っている。
参照元:ロイター
米国内でもトランプ大統領が関税発動権を懲罰的に行使する振る舞いは問題視されているようです。
婿殿はテレビ会議で何をしゃべるのか?
トルコ・アルバイラク財務相、アメリカの投資家らとテレビ会議実施へ
トルコ共和国財務省から得られた情報によると、このテレビ会議は、8月16日木曜日、トルコ時間の16時、ニューヨーク時間の9時に行われる。
参照元:TRT
絶対「なんで利上げしないの?」って聞かれるでしょうね。
お父さんが嫌がってるからですって回答したら、大きな笑いがとれそう。
米国とトルコ 対決姿勢が鮮明になってきました
トルコ、乗用車・アルコール・たばこなど米製品への関税引き上げ
[イスタンブール 15日 ロイター] - トルコは乗用車、アルコール、たばこなど一部の米製品に対する関税を大幅に引き上げた。同国の官報が15日伝えた。
参照元:ロイター
長年同盟国とし米国を支えてきた自負があるのでしょうね。
対等な交渉ができるようになるまでトルコは折れないような気がします。
トルコリラ円 スワップの付与レベル
昨日のスワップは70円でした。
スプレッド、スワップとも不安定な状況が続くとのお知らせが「外為どっとコム」からきてましたけど、本当にそうなってきましたね。
ここまでの推移
月 75円
火 70円
「外為どっとコム」からのお知らせ
【重要】「トルコリラ/円」相場急変による当社「トルコリラ/円」提示スプレッドの拡大実施及びスワップポイント受払額変動のお知らせ
参照元:外為どっとコム
今週はどのあたりでスワップが落ち着くのか予想できない展開になりそう。
あまり動かないとは思いますけど、今日は失業率の発表があります。
トルコ経済指標 16:00 失業率
今日も頼むぞリラ ♪(/・ω・)/ ♪
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