金利は据え置きでした トルコ中銀政策金利発表の結果(6/15)
- 2017/06/16
- 13:38
今年の会合で金利が動かなかったのは初めてです。
やはり事前に発表されていた指標がことごとく強かったのが影響したのかも。
とは言えインフレ率の高止まりは深刻ですからね~
外堀(FRB、ECB、BOEの金融政策)が埋まりつつある中で、これ以上の緩和策を継続することは自分の首を絞めることになりかねないと思います。
本格的な利上げサイクルに突入したら、ドル、ユーロ、ポンドの通貨高にリラが耐えられるとは思いません。
昨日は英中銀のニュースが一番のサプライズでした。
ユーロ離脱の問題も抱える最中ですが、物価上昇の懸念もでてきているようです。
英中銀の衝撃、ポンドてこ入れの危険な綱渡り
[ロンドン 15日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)の15日の会合は、ポンドへの即効性の高いカンフル剤のようなものだった。ここ10年これほど政策金利の引き上げが現実味を帯びて感じられたことはなく、金融市場には衝撃が走った。
物価上昇が4年ぶりの高水準となり、低下する兆しが見えない中、BOEはこの日の会合で政策金利を過去最低水準の0.25%に据え置くことを決めた。しかし政策委員8人のうち3人が利上げに賛成票を投じる結果となり、市場が予想していた「賛成は1人」との見方より、はるかにタカ派的な結果となったのだ。
参照元:ロイター
トルコも金利は据え置かれたとは言え、インフレには苦慮している模様。
今後も難しい舵取りが続きそうです。
トルコ中銀、予想通り主要金利据え置き インフレに配慮
[イスタンブール 15日 ロイター] - トルコ中央銀行は15日の会合で、市場の予想通り主要金利を据え置くことを決定した。同国のエルドアン大統領は借り入れコストの低下を訴えているが、中銀はインフレ率が2桁台に達している現状に配慮した。
市場が注目している後期流動性貸出金利を12.25%に据え置き、1週間物のレポ金利を8%に維持。インフレ見通しが大幅に改善するまでは、引き締め型の政策スタンスを継続する姿勢を示した。
参照元:ロイター
日銀は政策の現状維持を決定、本日の15:30から黒田総裁の会見が予定されています。
はたして出口戦略についての明確な回答は得られるのでしょうか。
日銀、金融政策の現状維持を決定 景気「緩やかな拡大」
日銀は15~16日に開いた金融政策決定会合で、金融緩和策の現状維持を賛成多数で決めた。短期の政策金利をマイナス0.1%、長期金利である10年物国債金利をゼロ%程度に操作する現状の金融市場の調節を続ける。
金融政策にあたっては金利操作のための国債買い入れを「保有残高が年80兆円増加するペースをめど」とした方針を維持する。国債以外の資産買い入れも上場投資信託(ETF)を年6兆円増、不動産投資信託(REIT)を年900億円増のペースで継続する。
参照元:日本経済新聞
出口について、この記事がよくまとめられていたので引用しときます。
日銀資産500兆円超え~出口の損失シミュレーションを前提に対応議論を開始すべき
日銀の資産は、量的・質的金融緩和を導入して以降3倍に膨らみ、先月末に初めて500兆円に達した。資産の膨張に不安の声も強まっており、国会でも出口戦略に関する説明を求める声が出てきた。
参照元:ニッセイ基礎研究所
最後はスワップレベルについて。
昨日も91円でした。
今週はギリギリのレベルで戦ってますね、89円だと千通貨は8円になってしまうので、なんとかこのまま踏みとどまってほしい。
頑張れリラ ♪(/・ω・)/ ♪
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