通貨防衛策が裏目に トルコ株が大撃沈
- 2019/03/28
- 11:45
リラ相場の流動性が低くなっている影響でしょうか、スプレッドがなかなか安定しません。
トルコリラ円 TRY/JPY(日足)

全体的に悪いムードが蔓延している感じ。
リラは相変わらず気持ち悪い動きが続いてます。
通常の相場(流動性を戻した後)に戻ったら、どのあたりのレートに落ち着くのでしょうかね?
待ってましたとばかりに売られることにならなければ良いのですが。
「今日の重要指標」
21:30 アメリカ 10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)
今日から週末にかけて重要指標が固まっています。
トルコ株が大撃沈
トルコ株急落、政府のリラ売り阻止策が裏目に
【イスタンブール=佐野彰洋】トルコの代表的株価指数BIST100は27日、前日終値比約5.7%安と急落した。31日に予定される統一地方選を前に経済の混乱を恐れるエルドアン政権が通貨リラ売りの阻止策を国内銀行に命じたことで、投資家の間で保有する株式や債券を売却してトルコ市場から撤退する動きが加速した。
参照元:日本経済新聞
さっそく手痛いしっぺ返しを受けてしまいました・・・
政府の時代遅れな政権運営がトルコの成長に追いついていない印象ですね。
トルコリラ相場の急変にご注意
ボラティリティ上昇、3/31トルコ地方選などに伴う「トルコリラ/円」相場急変のご注意(スプレッド拡大等の可能性について)[19/03/27]
トルコ中央銀行による今週月曜日(3月25日)以降のトルコリラ供給制限に伴いスワップ市場での流動性が低下しており、その影響により「トルコリラ/円」をはじめトルコリラ相場のボラティリティ(相場変動率)が上昇するなど、相場急変の兆候を見せております。
また今週末(3月31日)にはトルコ地方選挙が予定されており、その結果次第では翌週月曜日(4月1日)の「トルコリラ/円」オープンレートが前週末クローズレートに対し大きく乖離するなど、週明けの為替相場に影響を及ぼす可能性があります。
参照元:外為どっとコム
まあトルコの選挙にはいつも見えない力が働きますから、たぶん今回も現政権に有利な結果に落ち着くのでしょう。
国民には気の毒なことですが・・・
示唆的投票は全部否決
英首相、ブレグジット協定可決なら辞任意向 代替8案の「示唆的投票」は否決
イギリスの欧州連合(EU)からの離脱をめぐり紛糾する英下院(定数650)で、テリーザ・メイ英首相は27日、自分がEUとまとめた離脱協定を可決すれば首相を辞任する用意があると与党・保守党の下院議員に伝えた。首相の協定に代わる議員提出案8案に対する「示唆的投票」では、2度目の国民投票案を含むいずれの案も過半数を得られず否決された。
参照元:BBC
>2度目の国民投票案は、最大野党・労働党のデイム・マーガレット・ベケット議員が提出したもので、268票と最多の賛成票を得た。
このあたりを鑑みると、この記事中画像の最終分岐(再交渉、国民投票、総選挙)までいってしまいそうな気が・・・
でもこの期に及んで再交渉と国民投票はねぇ。
ただ総選挙をしても、振り出しに戻るだけのような気もしますし。
出口のない迷路状態が続きます。
トルコリラ円 スワップの付与レベル
昨日のスワップは三日分が付与されて315円でした。
「スワップの推移」
月 90円
火 95円
水 315円(付与)
木 ?
当局の力が働いている影響で、昨日はスワップ(1日あたり105円)が増えました。
今週はレート同様に付与レベルも不安定な推移が続きます。
今日も粘ってくれ、頼むぞリラ ♪(/・ω・)/ ♪
![]() |
![]() |