トルコ政府 貸し出し促進のため利下げを実施
- 2019/11/15
- 09:58
リラ円は股裂き状態になっており、ヨコヨコ継続となっています。
トルコリラ円 TRY/JPY(日足)

動意なし。
リラの蚊帳の外状態は変わらず。
首脳会談は終わりましたけど、様々な問題についての協議は継続していく模様です。
米トルコ、亀裂回避を優先 ミサイル・シリア問題先送り
参照元:日本経済新聞
エルドアン大統領が徹底抗議をしていた米国の決議は取り下げられました。
米上院 トルコによるアルメニア人集団虐殺の認定決議を取り下げ
参照元:スプートニク
「今日の重要指標」
19:00 ユーロ 10月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
19:00 ユーロ 10月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
22:30 アメリカ 10月小売売上高(前月比)
22:30 アメリカ 10月小売売上高(除自動車)(前月比)
米国の小売売上高に注目です。
のど元過ぎれば熱さを忘れる
政府が利下げ・貸し出し促進策を推進
トルコのベラト・アルバイラク国庫・財務相は10月31日、利下げがインフレを高進させることはなかったと強調し、国有銀行が法人向けのローン金利を11.0~13.5%に引き下げるキャンペーンを実施すると発表した。トルコの政策金利は、統計上のインフレ低下もあり、10月24日に14.0%まで引き下げられたとはいえ、なお高水準にある。こうした中、政府は国有銀行を通じて法人と消費者向けの貸出金利を低く誘導し、景気を下支えしている。また、消費者向けに10月1日付で、国有銀行が自動車ローン金利(国産新車限定)を7%近くまで引き下げたのもその一環だろう。この結果、10月の自動車売り上げ台数PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)は前年同月比で約2.3倍と急増している。
参照元:ジェトロ
>貸付金利と政策金利との間で逆ざやが発生
>こういった中で銀行部門にコストを負わせ低金利を誘導する政策は、銀行部門の足元をすくい、金融危機の素地を作り上げる恐れもあると懸念する向きもある
嫌な予感しかしません。
インフレの改善傾向にブレーキがかかる恐れも・・・
米中協議は難航している模様
【NY外為】円が上昇、米中貿易合意が難航との報道-ドルは下落
14日のニューヨーク外国為替市場では、円が対ドルで今月に入って最大の上げ。米国と中国が貿易合意「第1段階」の取りまとめで難航していると伝わったことから、質への逃避が強まった。ドルは幅広く下落。米国債利回りは低下した。
参照元:ブルームバーグ
今夜の米小売売上高が強い結果なら、再びドルの強さが戻ってくるかも。
下方修正もあり
トルコの19年経済成長率見通しを0.3%増に上方修正―EC経済見通し
EU(欧州連合)の行政執行機関であるEC(欧州委員会)はこのほど、「19年秋の経済見通し」を発表。トルコの19年の経済成長率見通しを前回5月発表時(19年春の経済見通し)の2.3%減から0.3%増に上方修正し、プラス成長を達成するとの見通しを示した。
参照元:モーニングスター
>今回のEC経済見通しでは、トルコのインフレ率は19年が15.3%上昇(前回予想は13.1%上昇)、20年は10.3%上昇(同9.7%上昇)、21年は9.3%上昇と予想しているが、19年と20年が悪化方向に修正された
やはりこのあたりが心配ですね。
急ぎ過ぎな景気刺激策により、元の木阿弥状態になるのだけは勘弁していただきたいものです。
業務用厨房機器大手「ホシザキ」がトルコに進出
ホシザキ、トルコ厨房器大手オズティーと資本提携
自動製氷機や業務用冷蔵庫の製造・販売大手ホシザキ<6465>は11日、新興国市場への進出を強化する一環として、トルコ業務用厨房機器大手オズティーの株式28.6%を取得し、関連会社としたことを明らかにした。
参照元:モーニングスター
すでに製氷機の世界シェアは約3割もあるようですが、この資本提携によりさらなる市場の開拓が進みそうです。
トルコリラ円 スワップの付与レベル
昨日のスワップは47円でした。
「スワップの推移」
月 50円
火 48円
水 144円(3日分)
木 47円
金 ?
レートもあまり動いていませんし、最終日も47~48円ぐらいでフィニッシュでしょうか?
今日も粘ってくれ、頼むぞリラ ♪(/・ω・)/ ♪
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